現場ログ

色々出かけた先のことを書く

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」 埼玉公演に行ってきた

もうね、推しがフック船長をやるので行くしかない。
大阪公演を待ってる場合ではない。
これUDG長野のときも言ったな……。でもネス吉が好きだし、したいときがやるときだ。
というわけでブロードウェイミュージカル「ピーターパン」埼玉公演初日に観劇してきました。

旅程とか

伊丹→羽田→なんかいろいろ乗り換えて与野本町→居酒屋えぐざいる→東京→ぷらっとこだまで新大阪

伊丹についたのが8時前?ぐらいで、帰宅したのが日付変わってたから日帰りなのにめちゃくちゃ長旅した気分。
東京埼玉間、長かった(遠かった)な〜
イヤホン忘れて、先週ももらったのにANAの機内サービスのイヤホンまたもらった。もうこのANAのイヤホン持ち歩き用にしよう。
この日結構飛行機に乗る気分じゃなくて、気分じゃなくても乗らなきゃ着かないんで乗るんですけど、憂鬱だったのでここでイヤホンもらえて良かったですね。
予めダウンロードした「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック」(敷島魅零(CV:井口裕香)&処女まもり(CV:井澤美香子))を聞いていなければ負けていたな…飛行機に…。

関東はいつまで梅雨気分なんですかね…髪巻いても無に還っていくんだけど…。
まあ結果より巻く過程が好きなのでいいんですけど…。

与野本町駅のパン屋でお昼食べたんですけど、店内BGMがスーパーで流れてるようなアレンジの24karats GOLD SOULだったのでパスタ吹くかと思いました。
あと駅から会場までが住宅街〜って感じで、ポケモンGOの地図でもわかるぐらいだったのが良かったです。

公演について

実況するとしたら順番に、
・だ、ダーリング氏……
・キスの意味が伝わってないピーターパンかわいい〜(恵比寿顔)
・フック船長が動いてる…ワニに怯えている…
・フック船長が歌って踊ってる…
・女性の声には紳士的になるフック船長…ウゥ…
(中略)
・ワニーーーーッ!!!!
・だ、ダーリング氏……
・アガワグかわいすぎる、この時を永遠にしたい。
って感じでしたね。なんかもうめちゃくちゃや。

普通にオタクとして「ウェンディは俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ」(意訳)なフック船長が刺さったり、
ねっさんにタンゴやってほしかったから見れてうれしいし、
あんなフリフリフリルで可愛いダンスを踊られるとオタクはもうだめだ〜(だめではない)だし、
演技がミュージカル全体に馴染んでてあの世界の一番怖い悪!って感じが嬉しかったし…

舞台を見るとき、普通に私にとって面白くなかったらどうしようとか、私が面白くてもそうじゃない意見の方が上回ったりしたらどうしようだとか考えてしまって、開演前まで結構緊張するんですけど…
ピーターパンは見てて(大丈夫だ、絶対これは悪評がいいねを上回らない!)と思えたし、
なんならEXILE TRIBEにミュージカルの道、拓けちゃったんじゃないの〜〜???記念すべき日に見ちゃったじゃん!!!!ぐらい充足感があって本当によかったね、私……。
刺さるところがあると見終わったあとツイッターで色々言う癖があるんですけど、ぷらっとこだま乗ってる四時間のほとんどをそれに費やせたので、本当に良かったね、私……。(2回目)
今年のピーターパン、たくさんの人に見てほしい……。

もっとフック船長を語りたくなった

ここからはお話を噛みくだいてより楽しもうと考えた結果です。

『「フック船長」はネバーランド内の「役割」なんじゃないか?』ということを悶々と考えています。
ネバーランド内の役割なので、ウェンディの娘がネバーランドを訪れたとき、ワニに食べられてしまったフック船長は多分またそこにいる。
でもそのフック船長はウェンディたちが出会った姿とは違うかもしれない、そうだといいな。みたいな。

ミュージカルピーターパンでは、代々ウェンディの父親ダーリング氏とフック船長は同じ役者が演じることになっているそうです。
第一幕のダーリング氏はダーリング夫人に身の回りの世話をさせ、子どもたちの子守役の犬のナナを外に追い出して鎖でつないでしまい、子どもたちに勉強をしろ、と威厳をもって言いつける。
ダーリング氏の第一幕での振る舞いはその後たびたびごっこ遊びでも父親のモデルとして出てきますが、父親の姿ってあんまり好かれてないんですよね。
一方母親の振る舞いはめちゃくちゃ歓迎される。まあ保護してくれるし施してくれるし全肯定してくれるからな。
だから保護者のいないネバーランドの人間はみな「お母さん」を求める。

でもダーリング氏の威厳的な振る舞いは第三幕で結構変わるんですよ。突然増えた迷子たちをやさしく受け入れて保護してくれる。
(ご飯の準備とかを結局妻にさせてるのはあんまり変化なしなんですけど、それは物語の時代設定的にそうだろうなと思います。)
突然姿を消した子どもたちを思って、ということもあるだろうけどなぜそこまで振る舞いの変化があったんだろう?
それはダーリング氏とフック船長が同じ役者によって演じられることで、暗に示されているんじゃない?
自分本位で大きな子どもっぽく見えるダーリング氏が、自分本位なフック船長の生と死を得て、子どもたちを保護できる存在になる…みたいな。

そもそもネバーランドはウェンディがピーターパンに促されて「素敵なこと」を想像をした先にあった世界なので、自分たちに危害を加える大ボス的な存在を父親と同キャストでやるのはなんかこう…意味深ですよね!
だからウェンディの娘がネバーランドに行った時には、ウェンディの顔をしたフック船長がいても良いわけですよ。
今思い付きで書いたけどめっちゃ萌えるなそれ。
もちろんフック船長以外もネバーランドの「役割」だったらいいなと思います。
ネバーランドは連れていく子どもによってキャスティングを変え、毎度ピーターパンはフック船長の腕をちぎってワニに食わし、異分子と分かり合い、フック船長はワニに食べられ、連れてこられた子どもたちはネバーランドを去っていくんじゃないかなあ。
私も空飛べそうですね。

観光

ちなみに電車の時間ギリギリだったんだけど居酒屋えぐざいるにも行きまして、フックフックこんにちはして来ました。おいしかったです。

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#フックフックこんにちは

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ありがとう店員さん、こんなん大阪から遠征してきたソロ客に最大のもてなしやで。